一日一本堕落の作品感想 「ニューミュータント」

一日一本とか言って書かない日々が続きました…こういうところよね。やっぱり人気なるブログって毎日投稿とか多いし、しっかりと継続しているのです。僕はまだ継続力がゴミに等しく、勉強でも筋トレでも、三日の坊主になることが殆どで全然レベルが上がらないんですよ。広く浅くとは俺のためにある言葉ですな。

それはさておき、ディズニー＋よりニューミュータントの感想を書いていきたいと思います。

X-MENシリーズの最新作である今作は、超能力がまだ上手に扱えない思春期の少年少女が謎の施設に半ば監禁みたいにいれられ、自分の力に目覚めていく…といった内容。今までのシリーズとは一風変わったこの作品、超能力を使い巨悪と戦うというより自分の中のトラウマ、扱いきれない力と戦うといった内容でありヒーロー作品とはまた違った物になっていました。

X-MENシリーズ初のホラー物？

本作は何度も公開延期を繰り返しており、これ本当に上映するんか？と思って一年、存在すら忘れたことにディズニー＋でお目にかかるとは思わなかったですね。

そんな本作ですが、予告でホラー色があると言われていたように、今までに比べて不気味で怖い作風になっていました。とは言っても本格的なホラー映画ほど怖い訳でなく、あくまでホラー風、個人的ですがもういっそのことホラー映画のレベルまで怖くても良かったと思います…

前に見た「ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち」が映画で言ったら最も近い物だと思います。怖さもそのくらい。そういったダークファンタジー？のような物が好きな人にはお勧めの一品です。

少年達の青春が良き

X-MENといえば学園モノであり、恵まれし子らの学園にて少年少女の青春も見所の一つになっている。超能力者故の悩みを抱えつつも、僕らと同じように思春期特有の悩みも持っている…そんな作風を受け継いでおり、今作もそれぞれが超能力によるトラウマと戦いながら、恋をしたり、友情を深めている。

今作の主人公ダニーは、特に力を制御できずにいるまま家族を失ったので最初は自殺すら考えていたのですが、それを施設の仲間の一人レインに救われていき、互いに深い関係になっているのですが、その過程には非常にドキドキしました。女性同士の恋愛は今までの映画ではあまり見ることがなくて、少し抵抗感があったのですが、男女の恋愛と同じで、いい意味でまた異なった恋愛観に魅了されました。

総評　　７５点

X-MENの最新作かつ、今までと異なった作風の今作。少し惜しいと感じるとことがありました。女性同士の恋愛、ホラー風の演出、少年少女それぞれのトラウマなど、多くの要素があるため正直言って尺が全然足りてないなと思いました。

これから、といったところで次のシーン切り替わってしまって、もっとホラーを楽しみたいのに…トラウマへの立ち向かうところをもっと見たいのに…全部60％位で終わってしまうんですよね。

新しい試みをふんだんに使用した今作は新鮮で面白い作品だったのですが、もう少しそれぞれを掘り下げてほしい作品でした