ダラダラ~

基本的には日記のような感じで行きますが、時には皆さんに何か情報を伝えて行ければと思います。

味わいの作品紹介   「パイレーツ・オブ・カビリアン」  

 今回紹介するのは言わずと知れた大人気映画、「パイレーツオブカビリアン」映画好き名乗っておきながらみたことないの!?って言われてしまいそうですが、実はみんなあんまり観たことないんじゃないかな、って思います。スターウォーズとかアベンジャーのようなシリーズ物って初めて見る人は作品数が多すぎて観るのをやめちゃったりすることが多いと思うんです。名前は知ってるけど…状態の作品ってシリーズ物だとありがちですよね。

それでは早速パイレーツオブカビリアンの三部作について語りたいと思います!

f:id:HOROHORO:20210909054108j:plain

キャラクター達はクズばっか! でも、そこがいい

ONE PIECEとかを観ていると海賊格好いいやん?って思うんですけど、この映画で本物の海賊を見せられましたね…主人公のジャックスパロウも例に漏れず危機に直面すると正義なんてなんのその、あっさりと仲間を見捨てて逃げてしまう。挙げ句の果てには敵側につくことも珍しくない。海賊はあくまで海賊なんですね…もちろん周りの海賊もクズばかりですよ~でも、どこか愛着がわいてしまって…死んでほしくないんですよね(^_^;)

 

f:id:HOROHORO:20210909061859j:plain

ここで特に魅力的なキャラのウィルターナーを紹介!

皆さんパイレーツオブカビリアンと言ったら誰を思い浮かべますか?一切観たことが無い人はジャックスパロウ!って言うと思うんです。ところが観て行くとあれ?ウィルのが主人公やってない?ん…かっけえ~ってなるんですよ(語彙力無)最初の正義感あふれる好青年も魅力的ではあるのですが、ジャックと過ごすうちに海賊としての心も芽生えて行き、そこが色気になってさらに魅力的に…三部作のラストワールドエンドは涙と興奮でいっぱいでした。

戦闘よりも冒険! 主人公はラッキーマン

今まで観てきたアクション映画だと、派手なアクションで敵をバタバタなぎ倒す…それに対して今作は、敵からは逃げる、囲まれたらおとなしく捕まる、など、あくまで人間としての強さしかないんです。実際ジャックスパロウが困難から抜け出す際も、運によるモノが大きくて、正直ダサい逃げかたするシーンも多いです(てか殆どそんな感じ)特に頭を殴られたら速攻で気絶するところに至っては、もはや雑魚キャラですね。

でもそこがいいんですよ、パイレーツオブカビリアンは冒険物語だということがはっきりとわかるんです。海の怖さ、埒外の化け物達の怖さ、自然の壮大さ、すべては主人公らが弱いから伝わってくるんです。

f:id:HOROHORO:20210909235115j:plain

ジャックスパロウの凄さって腕っ節の強さとかじゃないんです!どんな状況でも諦めず、持ち前の強運によって生まれるチャンスを絶対に逃さないところなんですよ。タコの化け物も不死身の怪物も、運と機転の良さでなんとかしてしまう、最後はこいつが持って行く!そんな信用がある人です。

 

総評 85点 

ディズニーという王道の作品でありながら、今まで観たどの作品とも異なり、海賊としての冒険を描いている。その世界観の完成度は今までのどの映画よりも優れている。

この映画の難点を少し挙げるとするなら、話が少し難しいところではないだろうか。一度観ただけではわかりにくいところや、キャラクター達の裏切りなども多くてその心情描写も察するのは簡単ではない。しかし難しいからこそ考察の余地があり、全てを理解できないからこそ恐ろしいところもある。まさに大人から子供まで楽しめる映画となっている。