一日一本堕落の作品感想 「シャン・チー テン・リングスの伝説」
見てきましたよ~MCUの新ヒーロー「シャン・チー」 今見終わったばかりで文章を書きながら頭がパンクしていますよ。 かっこよすぎるカンフーアクション、自然を使った神秘的な映像、フェーズ4に繋がるであろう数多くの伏線。もうね、語りきれませんよ!
予告の時点では正直そこまで期待はしていませんでした… スパイダーマンノーウェイホーム、アンジェリーナ主演のエターナルズなど非常に魅力あふれる映画の予告が流れる中で、ん?聞いたことないやつおるやん?カンフー?アジア系?珍しいな…みたいな感じでしたね。正直見るかすら迷っていました。
それが見たらもうね、たまりませんな。今までのMCU作品の中でもトップクラスの作品でした。MCU全体として見ても、単体の作品としてみても面白く、初心者にもお勧めの一品となっております。それでは、詳しく解説していきたいと思います。
MCU、本気でカンフーやってる!
MCU作品の中でもトップクラスの作品と書きましたが、格闘アクションだけなら間違いなく今まででトップの作品ですね。ブラックウィドウやキャプテンアメリカなど格闘技によるアクションは多く見ましたが、それらとは全く異なるアクションに魅せられました。
今までは、近代兵器ふんだんに使用しており、仕込み銃やショックボルト、物理法則ガン無視の盾なのに対して素手一本で行われるカンフーアクションは僕の大好物でした。
今までもベストキッドなどでカンフーを見たことはあったのですが、本場カンフーにも劣らない、いやもはや本場カンフーの今作では序盤から終盤までアクションシーンも多く、観客を飽きさせないテンポで進んでいくため見ていて興奮しっぱなしでした。
←こんな感じのカメラワーク
家族の物語!父と子の思いがぶつかり合う
今作には魅力的なキャラクターが多数登場していますが、その中でもとりわけ魅力的なのは主人公シャン・チーの父親にして今作のヴィランであるシューウェンウーですね。
最強の部隊「テン・リングス」の長でありその名の由来である10個のリングテンリングスを使いこなす最強の戦士。しかしながらその心は愛する妻を取り戻そうと必死で、家族のことも愛してやまない。愛情表現こそ間違えてしまったが、息子と娘を大事に思っている姿には、ただのヴィランでは語りきれません。
そんな父と子のぶつかり合い、リングの継承はこの映画の醍醐味であり、思わずうるっとさせらる展開となっています。息子だけでなく、父の背景もしっかり語ってくれたことが大きいと思いました。
他にもシャンチーの友人のケイティはシリアスな場面の潤滑油になっており、明るくて男勝りの性格はこの映画にぴったり当てはまっていたと思います。今までの作品だと、キャプテンマーベルのマリア・ランボーが当てはまる気がしますね…
総評 90点
まだまだ語りきれない部分が多くあり、フェーズ4への繋がり、ちょくちょく出るキャラの伏線、テンリングスの謎など、語るといくらでも語れる今作ですが、この感想ではなるべくネタバレはしないようにしています。よって伏線の考察などはまたの機会にしたいです(考察できる脳みそが僕にはないんですけどね…)
次のマーベルはアンジェリーナ主演のエターナルズと之もまた非常に面白そうな作品となっているので、観たらまた書いていきたいと思います。